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山端鋏製作所 オンラインストア
三重県松阪市にある有限会社山端鋏製作所の理美容鋏はすべて手づくりであります。きめ細やかな調整と仕上げによって、大量生産では出来ない手づくり独特の味わいを感じていただけると思います。 造り手の見える理容鋏美容鋏だからこそ自信を持ってお勧めできる 逸品です。自信を持って、皆さまのお手元にお届けするにあたり、職人達のこだわりをご紹介いたします。
裏スキ
「裏スキ」それは鋏の命鋏にはひねりと反りが必要です。その、ひねりを造るのが裏スキです。近年、裏スキと呼ばれる部分の加工は機械化が進み裏スキができる職人が大変少なくなっているのが現実です。しかし、そこには機械の技術力が向上したことにより手作業で裏スキを加工する必要性がなくなったのかも知れません。しかし私たちは鋏の種類にもよりますが手作業で裏スキを加工しています。なぜならば、手作業で裏スキを加工した鋏は機械で加工した鋏に比べ、ひねりを先端にまで入れることができ髪の毛に負けない力強い鋏の実現に近ずくことができると考えているからです。
曲がりおこし
反りを造りだす「曲がりおこし」どんなに良い刃が付いていても、反りがおかしい鋏は髪の毛を切ることができません。また反りが強い場合は鋏にかかる圧が強くなり髪の毛を切ることはできますが摩耗しやすく永切れに繋がらず、反りが弱い場合には鋏にかかる圧が弱く先端が切れません。きめ細やかな調整により全体的に滑らかな反りをミリ単位で造りだしています。曲がりおこしは鋏の使いやすさにも影響し、圧が強くなると鋏の調子が重くなり、圧が弱いと押し切りの原因にもなります。理容師・美容師の皆さまが使いやすい鋏になるように絶妙な反りを造りだしています。
刃付け・刃線
使用用途に合わせた「刃付け」「刃線」鋏には数種類の刃付けがあります。ハマグリ刃、平刃、剣刃、鋭角、鈍角など手作業によりお客様のご要望に応じた刃付けを行います。また刃線は直刃、柳刃、笹刃、などウエット・ブラントカットやドライ・スライドカットなど使用する用途にあった加工を行い、お客様の求める刃付け・刃線を実現する事ができます。刃付け・刃線は使用する目的に一番に直結する加工作業のため細心の注意を払いながらならでの作業となります。一丁一丁、手作業によって施された刃付け・刃線は機械による大量生産で造られた鋏にはない独特の切れ味、切れ感を体感して頂けると思います。
砥石
切れ味に大きく影響をもたらす「砥石」鋏は二枚刃でできているため裏押しという作業工程が必要です。その裏押しで使用するのが砥石です。砥石が鋏に合っていなければ、最大限のパフォーマンスを出すことができません。私たちは長年培ってきた経験と知識をもとに数種類の砥石を使用し鋏を造っています。一丁の鋏を造るにあたり一つの砥石だけを使用するのではなく、作業工程に応じて数種類の砥石を使用することで、その鋏に合った切れ味、切れ感を出すことができると考えています。
鋼材
摩耗性、切れ味、切れ感などに影響を及ぼす「鋼材」私たちは現在、スーパーゴールド2(SPG2)、コバルトスペシャル(CoSP)、コバルト合金(VG10)、の3種類を取り扱っています。今まで、数あるたくさんの鋼材を使用しながら研究を積み重ね鋏を造ってきました。しかし、その中でもこの3種類の鋼材は、たくさんある他の鋼材に比べ鋏に最も適していると考えています。また3種類の鋼材の中からでも鋏の種類や用途に一番適した鋼材を使用しています。